そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『私、能力は平均値でって言ったよね』の7巻について

さて、今回紹介する作品はこちら、『私、能力は平均値でって言ったよね』の7巻です。

あらすじ
マイルと『赤き誓い』が七変化!? レーナもデレます♪
異世界に転生した少女マイルは最強の魔法剣士となり、彼女たち『赤き誓い』の少女4人は大活躍を続けていた。
その彼女たちに懐いていた獣人の幼子ファリルが、謎の組織に攫われてしまった。
マイル達『赤き誓い』と少女5人の冒険者パーティ『女神のしもべ』は協力して、ファリル救出に動き出す!
そこで出会った驚愕の敵とは!?
人気シリーズ最新巻!アニメ企画進行中!

私、能力は平均値でって言ったよね!  7 (アース・スターノベル)


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目次

アニメ化も進行中の平均値の魅力

まずはザックリと、『私、能力は平均値でって言ったよね』の解説と魅力を話しましょう。

あらすじはこんな感じ。

貴族の女の子のアデルは、10歳のある日、頭痛とともに転生者としての記憶を取り戻す。そうだ、わたしはアデルとして生まれる前は海里って名前の女の子で、まわりから天才と呼ばれていたのが嫌だった。だから神様に次に生まれ変わるとしたら普通の女の子に、すべて平均値の女の子に生まれ変わらせてほしいって願ったんだと。だけど、なにかがおかしい。魔法は得意だし、成績はトップ。力もコインを片手で曲げれるくらい。そっか平均値ってことはエルフやドラゴンを含めての平均なんだ! ってそんなのわたしの求める平均じゃないよ!

チートを持っちゃったけど平穏に生きたい系の話ですね。ワンパンマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)の頃からあるんですよ。スゴイ力を持ったヤツが普通に生きるって大事だよなって言うストーリーラインの系譜みたいなんが。

小説家になろうの俺TUEE系にもありますよね。スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (GAノベル)とか。僕らは普通に生きるのが幸せだと考えながら。その幸せは決して平均値では手に入れることができないことを知ってるんですよ。

このシリーズも、4巻でそういう結論に落ち着いて。5巻からは世界の謎的なのに挑むようになります。

1巻の魅力がさ。そういう平穏系の王道なんですよね。一人の女の子が、チートを隠そうとしていろいろやるんだけどさ。周囲にはそれがバレているという感じ。

キャラクターの魅力もさることながら、全体のストーリーを伝える1巻になっています。

でさ、2巻から3巻では、1巻で仲間になったメーヴィス、レーナ、ポーリンのそれぞれの問題を解決するキャラ回をやった上で、4巻ではキノの旅 the Beautiful World (電撃文庫)とか、狼と香辛料 (電撃文庫)的な。旅の合間の小話をいくつか挟んだ上で。マイルのチートでも苦戦するような敵を出した上で。「平均値をもつことで普通の幸せが手に入ると思っていた」というテーマに一区切りがついて。5巻、6巻からは別のテーマに移行しつつある。

でさ、5巻から始まっているであろうテーマが、「複数のペルソナをもつマイル」なんですよ。ペルソナとは、心理学用語で。学校のみんなの前でみせる私と、塾の私と、家族での私が違ってさ。そういうそれぞれ違うコミュニティで見せる表面上の人格のことを言います。
干物妹! うまるちゃん 1 (ヤングジャンプコミックス)とか、まさしくペルソナについての話だったじゃないですか。あれも優等生のうまるちゃんはお兄ちゃんの前では違う姿を見せるよって話でした。
でさ、主人公のマイルもさ。転生する前は栗原海里という人物だったんだけどさ。死んでしまったことで、貴族の女の子、アデルになる。一巻ではアデルとして、普通な生活を送ろうとするも。チートを隠すことができずに。女神様にされてしまうことを恐れて。王都を出て、冒険者マイルとなる。

1巻では、マイルの名前は栗原海里、アデル、マイルの順に変わっていくんですけどね。このそれぞれのコミュニティで形成されたペルソナがその場限りでは終わってないことがさ。5巻以降ではわりと強調されているんですよ。

5巻にはさ。アデルの頃の貴族の学校でできた友達。マルセラ、モニカ、オリアーナ。彼女たちと再会するイベントもあるしさ。7巻の最後ではアデルとして持っていた領地で戦争が起きるなんてこともありましたよね。

さらに代表的なのが、ミアマ・サトデイルの存在。マイルがたびたびしていた日本フカシ話をさ。じつは異世界で出版してましたって話があったけどさ。その時に使っていたのがミアマ・サトデイル。じつはこの名前、ミサト、アデル、マイルの名前を合わせたものなんですよね。

こんな感じでさ。現在ではさ。自分のやったことが何かしらの形で積み重なっていることを強調する話が多い。

では7巻の話に移りましょう。今回注目すべき点は、ファリルが誘拐される、リートリアが女神のしもべに加入、そして王都へ。

ファリルが誘拐される

今回、気になるのがさ。獣人であるファリルが誘拐される事件ですよね。マイルたちが帰ってくると、ファリルが誘拐されててさ。マイルたちはまたいつものチートで誘拐犯たちをボコボコにするわけなんだけど。
彼らがやろうとしていたのが異界にいる神の召喚。実際、儀式の途中で次元の境目みたいなのが開いてさ。なにかが出てこようとしたらしい。
それが神なのか邪神なのかはわかんないで終わったんだけどさ。この後のナノちゃんとマイルの会話がかなり不穏。十中八九さ。この次元をつなげたら別の世界から異形のなにかがみたいな話は後々また関わってくるんでしょうね。

リートリアが女神のしもべに加入

それと、6巻で原因不明の病かと思いきや、じつは脚気で倒れていたリートリアちゃん。彼女が冒険者になりましたね。リートリアは魔法だけでなく、マイルの治療により、体力がかなり向上し、メーヴィスたちと対等なくらいのチートを得ました。
彼女はマイルたち、女神の誓いのメンバーになりたがっていたんですが。滞在しているヴァノラーク王国を拠点としている女神のしもべのメンバーになることで、おさまるとこにおさまった感じがしますね。
女神のしもべとリートリアが再登場するかどうかってのがわりと気になるとこなんですけど。読んだところ、キャラの優先順位はワンダースリーよりちょい下な感じがしますね。
ただ、WEB版では今後もいろんな冒険者が、女神の誓いと交流しますから。彼らがまとめて再登場するような話とかは読んでみたいですね。
クエストによっては複数のチームで解決しなくてはいけないのもあるわけですから。そういう時にでもまとめて再登場してくれたらなと思います。

そして王都へ

それとさ、ヴァノラーク王国を出て新たな国に旅立つことにしたマイルたち。しかし、途中の村でマイルがアデルの頃にいた王都で戦争が起きるらしい。しかも戦争の場所がマイルがアデルとして持っている領地で起きている。
だから、マイルたちは一回王都に戻るんですよね。この辺の展開も気になりますね。


では、続きも追って報告します。

私、能力は平均値でって言ったよね! 7 (アース・スターノベル)

私、能力は平均値でって言ったよね! 7 (アース・スターノベル)