そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

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新連載、CICADAが面白い。

今月、初めてスピリッツを買いました。

 

目的は今月からはじまる新連載。

山田玲司先生の最新作、「CICADA」です。

 

山田玲司先生とはっ!?

漫画家、ゼブーラマン、Bバージン、NG、アガペーズ、絶望に効く薬、アリエネなどを発表。現在、ニコニコ生放送で山田玲司のヤングサンデーを放送しながら、月刊スピリッツで「CICADA」の連載をはじめる。

 

玲司先生のことは岡田斗司夫ゼミの対談で知ったんですよ。そっから、ヤングサンデーを見て、アリエネ特集の前あたりからちょくちょく先生の作品を買い集めたんですよ。

 

 好きな作品はNGですね。

 

NGとはっ!?

伝説のジゴロを父にもつ男、芥川魂輝は憧れの女性、朝水灯と結ばれるために父が残したジゴロテクニックを書き記したアムリタ教典を開く。

 

この作品が一番好きですね。

 

 主人公が読むアムリタ教典には、女性の苦しみを解くためのテクニックが書かれているんですけど。この漫画はですね。女性だけでなく男性の苦しみもちゃんとクローズアップされてるんですよね。

 

これはまた今度書きます。

 

玲司先生は女性の悩みや心理も描けるんですけど。男の本音や心の叫びみたいなものを描くのがスゴイ得意なんですよ。

 

今回の「CICADA」の1話の主人公の男の子の鬱屈さも最高でした。

 

最初の3ページからスゲェんですよ。

 

「だから俺は貧乏ですぐ折れる、クズ野郎なんだよっ!!」

って叫んでてさ。たぶん主人公なんだよな。涙目でさ。いい表情してんだよ。必死に叫んでるようなさ。心に届くような表情がさ。原作者つきの漫画の絵で読めるなんて僕、思ってもみなかった。

 

だってさ。俺、原作、作画と言えばさ。デスノートやバクマン、めだかボックスとかだけどさ。絵が綺麗でも、人形で笑ってるみたいになるんだよね。だけど、これスゴイね。なかなか原作と作画分かれてて、キャラの表情がいいとか俺、あんま知らないよ!

 

でさ、この後の流れが好き。

 

「でもプライドだけはでかすぎるし何の取り柄もないし、

 君にふさわしい男なんかじゃないし……」

 

顔のアップから一転して街中を車で逃げるシーンでさ。逃げてるなってわかったと同時に、さっきは叫んでたのに急に弱々しい声で早口で自信なさそうに喋ってんだろうなと思いましたよ。でっ、「結局僕らの時代は真っ暗で、きっとくだらない大人になって、適当に死んでゆく」って言葉が目に入って。

 

わかるわ、って思いながらさ。次のセリフですよ。

 

「ねえ、レム……それって」

「「それでも好き」って……言って欲しいの?」

 

主人公の目が見開いて。俺もなんか急に心臓を鷲掴みにされたような気分になりましたよ。なんも悪いことしてないのに俺も図星を突かれたような気分になったよ。

 

次のページでにこっと笑ってさ。この笑うってのも完全な笑顔じゃなくて口角が微妙にあがってる。死ぬ直前の安らかな笑顔みたいな感じでさ。

 

言うんだよな。

 

「全部好きよ」

 

 次のコマで歯ァ食いしばった主人公。

 

「だめだ。」

 

ああ、だめだよ!女の子にこんなセリフ言わせる主人公がだめだし。弱音吐いてちゃだめだし。この娘、今にも死にそうじゃんか〜! もうどうすんだよ主人公!

 

俺の心が持ってかれそうになったよ。かれそうになったっていうのはな。そうやって漫画の女の子に3Pで俺なんだがな。それでもホットになれきれずに冷静に分析してやろうと考えるクールなもう一人の俺が言うんだよ。

 

「こんな女、現実にはいねーし」

 

スゲェぞ、この作者。俺の、俺だけが考えていたとおもいこんでいた心のなかのつぶやきをな、伏線にしやがったんだぞ!

 

 どういうことか気になったんなら読め!読めばわかるから。みんなも今月のスピリッツは読もう!

 

 

 

 

 

 

 

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