そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

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俺らもリア充もリア獣も出る! ジュラシックワールドを観たよ!

 夏の映画、何を観ましたか?

 

 今年は面白い映画が豊作でしたね。

 

 『インサイドヘッド』『バケモノの子』『進撃の巨人』『HEROS』

 

 有名な監督、スタジオ、原作、ドラマ。公開されれば必ず観る人が出るであろうビックタイトルばかりです。

 

 そんな彼らが公開日をズラして、正面から戦うのを避けてきた作品がある。それが『ジュラシックワールド』です。

 

 誰もが心を揺さぶられる映画でした。

 

 とにかく、シーンがスゴイ!

 

 20年の沈黙を経てついに完成したジュラシックワールド。

 広大な大自然のなかで動く恐竜。それが間近で見られる。

 ふれあい広場では子供が草食恐竜に乗り、フードコートには世界中のレストランが。

 

 まさに、夢の遊園地なんですよ。

 

 そんな遊園地のなかでですねスゴイつまらなそうにしている憎たらしいガキが出てくるんですよ。その名はザック・ミッチェル。映画の中で主役ともいえる二人の兄弟の兄の方です。

  

 ジュラシックワールドの前半の見所はあのつまんなそうにしているザックです。

 

 たとえばさ! 兄弟がはじめてジュラシックワールドに着いた時。弟のグレイは恐竜が好きだから目をキラキラさせてウンチクを語りながら、これからのことを楽しみにしているんだよ。

 一方、兄のヤツがさ。つまんなそうな顔をして生返事をしながら島とは別の方向を見ているんだよ。何を見てんのかな、と思った次の瞬間に二人組の美女のシーンがドアップで映る。

 

 そう、こいつはさ。ついに開園した。俺たちが観たくてずっと待っていたジュラシックワールドを前にして、女の方に目がいってんだよ。

 

 このやりとり、数えてないけど3回くらいあったよ。弟が恐竜見ている時に、女に目が行く兄の図がさ!

 

 思い返すとさ。冒頭の時点でコイツはいけすかないヤツだったんだよ。冒頭でジュラシックワールド行くために、車に乗るぞってシーンがあってさ。弟が楽しそうに荷物を積み込んでいる時にさ。この兄はさ。車の前で女と抱き合ってさみしくなるわ、なあにすぐ戻ってくるさ、みたいなやりとりをやってんだよ。

 

 そんで車の中でつまんなそうな顔をすんだよ。

 

 こういうヤツをさ、じつは俺たちは映画を観る前に何度も見ているんだ。もしかしたら、君の隣にもいたかもしてない。

 

 そう、コイツはね。彼女を連れて話題の映画を観に来たリア充にそっくりなんだよ。

 

 映画館には、二種類の人間がいます。一人は恐竜が観たくて、あるいは面白い映画が観たくて来た俺らのような人間。もう一人は彼女づれのリア充。

 この俺らの代表がグレイで、リア充の代表がザックです。

 そう考えると、冒頭のシーンも意味があるんです。あの恐竜を見るのが楽しみで仕方のないグレイと、車の前で彼女との別れを惜しんでいちゃつくザック。あれは映画を観る前の俺らと彼らです。

 

 映画ってのは、女と来たって意味がないんです。あんな暗いところになんで二人で来るんです。物語の世界に入ってしまえば、結局一人になっちゃうんですよ。すくなくとも映画が始まっている間は。

 

 ザックが冒頭で彼女に言う「たったの二週間さ」ってセリフの意味はさ。つまるところ、映画なんてたったの二時間さって意味なんだよ。

 

 デートの雰囲気を盛り上げるために話題の映画を観に来たけど、恐竜なんて興味ないしな。でも、たったの二時間だ。その後でラブホにでも行ってよっこらしようってアイツらは考えて映画館に来てんだよ!

 

 その辺を踏まえた上で俺の好きなシーンがモササウロス初登場のシーン。

 水族館のイルカショーみたいなところで、モササウロスのショーを観に来たグレイとザック。グレイは期待した様子でこれから出てくるモササウロスにワクワクし。ザックはスマホでやっぱり彼女の写真をみてにやにやしてやがる。

そんななかで、クレーンで吊らされたサメの死体がモササウロスがいるであろうプールの上に垂らされる。モササウロスを水中から出すためのえさですね。

 

ザバァンと音を立てて出てくる巨大な水龍。作中で一番大きい恐竜らしいですよ。弟もキラキラした目で喜ぶし。兄もスマホから目を離して笑顔になって、スゴイね、て弟を顔を見合わせるんですよ。

 

 監督もわかってたんですね。どんな理由で映画館に来たとしても、このシーンを観れば誰もがこの映画から目を離せなくなるって。

 

 あの後から、確実に弟より兄のほうが積極的にジュラシックワールドを楽しもうと行動しているシーンが増えます。この辺の流れは子供の付き添いでディズニーランドに来たお父さんをみているかのようですよ。

 

 こっから、インドミナスが出て、主役のオーウェンが活躍しだして、とどんどん面白くなるわけですが。そこはぜひ映画を見ていただきたい。まだ映画が始まってから三〇分しかたっていませんから、こっからが面白いんです。

 

 ぜひ、ウォッチしてください!

 

 

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